SANSUI横浜店勤務。釣行記と独り言。


by yokohamafly

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道北 釣り旅 その2

国道40号を天塩川沿いに北上し、
咲来にある分岐を右に折れて道道に入るとオホーツク海に出る。
釣り旅の残り二日はここオホーツク海に流れ込む無名河川の探索が目的。

先ずは枝幸の先輩宅へビールを持参してご挨拶。近況を伺えば、かなり良い釣りをされているらしく、「昨日も良かったよー」と。
昨日は気温がぐいぐい上がって、虹鱒の活性も上がりまくったらしい‥‥

気温?
なんか今日は涼しいぞ?

不安な気持ちでそっと聞いてみる。
「今日はどうでしょ?」

「寒いな・・・」

午後から川へ向かうも予想どおり、全く魚の反応がない。
d0156298_07073231.jpg
時折、日を遮る雲が切れて晴れ間が出ると、
周囲の森から蝉が遠慮がちに鳴き始める。
虫が活発に動かなければ、それを食べる虹鱒も動くことはない。

その晴れ間も長くは続かず、この日は早々に温泉に入って、
明日初めて入る川の作戦会議。


翌日。
早くから入渓しても虹鱒の存在をチェックできないので、
お弁当持参でお昼前11時頃から入渓。

この川は昔、上流部に虹鱒の養魚場があったらしく、大雨か何らかの理由で生簀が決壊し、
逃げた虹鱒が生き延びているらしい噂を聞いていた。
インターネットで検索しても一切情報は無い。

海寄りにかかる橋から次の橋まで直線距離で約4km。
歩けば恐らく5kmくらいかな?
その区間を川通しで歩いて探索する。

水深は平均膝程で川幅いっぱいに流れているから、それに逆らって歩くのはかなりツライ。
1kmほど歩いてやっと虹鱒の付きそうな場所に着く。

毛鉤を投げずにしばらく様子を見たが何もなさそうなので、
先輩は実績豊富な自慢のビートル、
わたしはアルダーを結ぶ。

でも何も無し。
着いていそうなんだけどな・・・

二箇所目は更に1kmほど歩いた所にあった。
2km歩いてポイント二箇所(笑
そこは流れがバンクにあたって深みをつくっている場所で、水深もしっかりとある。
その深みには倒木があり、ここに居なければ正直厳しいかなと思えるほど良い場所だった。
でも・・・
何もナシ・・・

半ば諦めモードで歩くと三ヶ所目は意外に近かった。
d0156298_07044252.jpg
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ここも右岸からの流れがバンクにあたり、深みを形成している。
竿を出さずにタバコに火をつけてしばらく眺めた。

先輩は既に次の場所に向かって歩き始めていた。

譲ってくれたのか、見切りをつけたのか分からないが、
待たせてしまっては申し訳ないので釣りはじめる。
がっさりと被っている木々の隙間へ毛鉤を落とし、流す。

正直、この時点ではもうあまり期待はしていなかった。

が、自分の毛鉤が流れているであろう場所とは全く違うところから・・・

ゴボッ!!

え?
ええっ??
どこだ???

その大型であろうサカナのライズは、視界内では確認できなかった。
落ち着くためにまたタバコに火をつけて、じーーーっと流れを見つめ直す。

暫くの間、息を殺して眺めたが、二度目は無く、
ものすごく後ろ髪引かれる思いで先を急ぐことにした。


上流にいる先輩に追いつくと、何やら足元を凝視していた。
その足元をのぞくと・・・
d0156298_07085361.jpg
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。

この辺りはデントコーン畑も多く、当然ヒグマの生息も多いらしい。
釣り人の足跡は皆無。
彼らが悠々自適に暮らせる場所なんでしょうね。

フレッシュな足跡を見つけたすぐ上流の川岸に、こんな場所がっ?!
d0156298_07051119.jpg
寝床???
ってびっくりしましたが、よく見ると茎の根元がナイフでキレイに刈られていた。
いやいや、ビビりました。(笑

退渓予定の橋まであと1km位というところで、先を歩く先輩が立ち止まっていた。
追いついて、その背中に声をかけると、

『ヒグマだ・・・』

おそらく先ほどの足跡の主。
我々の存在に気付いて、森の奥深くへ急ぐ背中を目撃したらしい。

めちゃくちゃ怖いんですけど、おいらも見てみたかった・・・


いよいよ退渓予定の橋が見えてきそうな所まで来て、
もうここが最後だろうと思える良い場所に辿りついた。

今までの三箇所と比べればちょっとどうかな?と思えたのもあったが、
先輩にその場所を譲ることにして上流に歩き始めたとき、
ギャァァァァァァッーーーとリールの逆転音が響き渡った。

振り返ると高々と掲げたロッドは既に曲がりを失っており、咄嗟にバレてしまった事を悟った。

『・・・デカかったすか?』
『・・・デカかった♥』

普段この方、大型の虹鱒をたくさん釣っており、今シーズンも既に数本の60サイズを釣っている。
そんな方だから、デカかったという言葉にものすごく重みがあり、
今日のツラかった釣りが報われたことにすごく喜んだ。

『よし!フロリダから帰ってきたらリベンジだ!!』
地元であることが羨ましい・・・・



そんな釣りを終えて先輩と別れ、あすの昼前には空港に向かわなくてはならないので、
湧別川のイブニングに間に合わせるために先を急ぐ。
d0156298_07091991.jpeg
海からほど近い大きな橋から川を覗くと、あちこちでライズしていた。
虹鱒か?それとも狙っちゃいけない魚?

虫の流下によるライズっぽかったので、ストリーマーでなく大きなウェットフライで試してみる。
d0156298_07094119.jpg
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暗くなるまでに三尾の鱒が釣れましたが全て狙っちゃいけない魚・・・
しかもおまけにこんな奴まで・・・(泣
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最終日前日の夜はひさびさの車中泊。
残すは明日朝の、フライトまでの2時間勝負。
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翌朝。

このランは数年前の秋に、相棒がデカい虹鱒をかけてバラした場所。
その時よりも水量はたっぷりとあり、釣れる雰囲気が満点だった。
ランエンドまで優に100m以上あり、なんとなく釣りをする前から予感があった。
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三角波の立つ強い瀬が緩み始めるあたりから小型の虹鱒が数尾釣れ、
ランの中程では、またもや狙っちゃいけない鱒がかかる。
そしてランエンド。

時間も差し迫り、あと数投かと諦めかけたとき、
ギャァァァァァッーーーと凄まじい勢いでリールが逆転。
待望のテイク!

『虹鱒だっ!』

50m程先で、ありえない場所で大きくジャンプ。
デカいっ!

と思ったその刹那、ラインテンションがゼロになった。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・。


情報に流されず、
ここぞと思った流れで、
毛鉤を自分のイメージ通りに流せて、
そしてかけた。

十分だよね?って必死に自分に言い聞かせました。(泣




ROD: BEULAH ONIX 13ft 1inch 6wt
REEL: HARDY PERFECT 3-7/8"
LINE: AIRFLO Skajit compact 330gr.
FLY: Wet flies


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by yokohamafly | 2016-06-28 00:39 | 釣行記